車に乗り込むと、足元のあたりからカビっぽい臭いがする。エアコンではなく、下から上がってくる感じがする。
フロアマットを外して洗ってみた。天日に干した。それでも、しばらくすると同じ臭いが戻ってくる。
この記事は、そういう状態の方に向けて書いています。
先に結論を書きます。マットを洗っても臭いが消えないなら、原因はマットではありません。その下にあります。
フロアマットは、水や泥を受け止めるためのものです。受け止めきれなかった分は、下に通ります。そして下にあるフロアカーペットは、外して洗うことができません。
まず正しい洗い方を書き、そのうえで「洗っても消えない」場合に何を確認すべきかを説明します。
なぜ、足元がカビ臭くなるのか
車の中で、フロアはいちばん水が持ち込まれる場所です。
靴が運んでくるもの
雨の日に乗り込めば、靴底の水がそのままマットに移ります。雪の日はさらに増えます。融雪剤がまかれた道を歩いたあとなら、塩分を含んだ水が持ち込まれます。
そして車内は、家と違って靴を脱ぎません。土、砂、枯れ葉、道路の油分。歩いてきたものが全部そのまま入ってきます。
一度に入る量は多くありません。問題は、それが毎日続くことです。
乾く時間がない
家の玄関マットと違うのは、車内は換気されないという点です。
締め切られた車内で、フロアは日光が当たらず、風も通りません。マットが湿ったまま次の日を迎え、その上にまた水が乗る。この繰り返しで、乾く暇がなくなります。
カビが育つ条件は、水分と温度と栄養です。足元には3つとも揃っています。
見えない場所だから、気づくのが遅れる
シートの汚れは目に入ります。天井の黄ばみも、比べれば分かります。しかしフロアマットの下は、意図して外さない限り見ません。
多くの場合、臭いで気づいたときには、すでにかなり進んでいます。
臭いの種類で、原因が分かれます
足元の臭いといっても、いくつかに分かれます。どれに近いかで、次にすることが変わります。
カビ臭い、押し入れのような臭い
水分が抜けきらずに残っている状態です。この記事が主に扱っているのがこれです。
雨の日や湿度の高い日に強くなるのが特徴です。乾いた日は気にならないのに、雨が降ると出てくるなら、まだ水分が残っています。
土や泥の臭い
持ち込まれた砂や土が、マットの繊維に溜まっている状態です。
これは比較的単純で、叩いて掃除機をかければ改善します。アウトドアや現場作業で使う車、砂利の駐車場に停めている車で出やすくなります。
酸っぱい臭い、生ゴミのような臭い
こぼした飲食物が残っている可能性があります。
ジュース、牛乳、コーヒー、こぼれた食べ物。糖分やタンパク質が含まれるものは、水よりも臭いがはっきり出ます。
シートの下やレールの奥まで流れていることがあるので、マットだけを見ても見つかりません。
靴の臭い
足元だからこそ、単純に靴由来ということもあります。
長時間の運転で靴を脱ぐ習慣がある方、汗をかいた靴で乗る方。マットの上に直接付着するので、洗えば改善します。戻りが早い場合は、原因が継続して供給されている状態です。
獣のような臭い
ペットを乗せている車では、足元にも毛と皮脂が落ちます。マットの繊維に絡んだ毛は掃除機で取りにくく、湿気を含むと臭いが出ます。
判断がつかないとき
マットを外して、床に鼻を近づけてみてください。
マットから臭うのか、床から臭うのか。これだけで、洗って済む話かどうかが分かります。外したマットを別の場所(玄関先など)に置いて、そこで嗅ぐと比較しやすくなります。
場所によって、溜まりやすさが違います
同じ車内でも、濡れやすい場所と、汚れが溜まりやすい場所は決まっています。確認するときの参考にしてください。
運転席の足元
もっとも水が持ち込まれる場所です。乗り降りの回数が最も多く、ペダル操作で靴が動くため、汚れも広がります。
ペダルの奥は手が届きにくく、マットの端が丸まって汚れを抱え込んでいることがあります。
助手席の足元
乗り降りの頻度は運転席より低いのですが、エアコンのドレンが詰まったときに水が出るのはこちら側であることが多いという特徴があります。
「助手席だけ濡れている」なら、靴由来ではない可能性を考えてください。
2列目・後席の足元
子どもが座る席では、食べこぼしと飲みこぼしが集中します。
さらに、シートの下に流れ込んだものは、前席からも後席からも見えません。掃除機のノズルも入りにくく、放置されやすい場所です。
スライドドアのレール周り
ミニバンやワンボックスでは、スライドドアのレール部分に砂と水が溜まります。
ここは屋外に近い構造なので、枯れ葉や土が入り込みます。臭いの元というより、水と汚れの入り口として見ておく場所です。
荷室・ラゲッジ
濡れたものや汚れたものを置く場所なので、意外に汚れています。
濡れた傘、洗車道具、レジャー用品、ペットのケージ。入れっぱなしの荷物の下は、長期間乾いていないことがあります。
荷室のマットは外せることが多いので、一度全部出して床を見てください。
マットの種類で、洗い方が変わります
自分の車のマットがどれか、先に確認してください。素材によって、やってはいけないことが違います。
純正の布マット(カーペット素材)
もっとも多いタイプで、もっとも臭いやすいタイプです。
繊維の間に水と汚れが入り込み、内部まで湿ります。表面が乾いて見えても、裏側のゴム引きとの間に水が残っていることがあります。
洗えますが、乾かすのに時間がかかります。ここを甘く見ると、洗う前より臭くなります。
ゴム・樹脂のマット
水を通さないので、マット自体は臭いにくいタイプです。丸洗いできて乾きも早く、手入れとしては楽です。
ただし注意点があります。水を通さないということは、下に溜まるということです。
マットの上にこぼれた水は、マットが受け止めます。しかしマットの縁からあふれた分や、マットの外側に落ちた分は、そのまま下のカーペットへ行きます。そして水を通さないマットが蓋になって、下が乾きません。
「ゴムマットなのに臭う」という場合、原因はほぼ下です。
社外品の毛足が長いマット
見た目は良いのですが、毛足が長いほど汚れを溜め込み、乾きにくくなります。
洗う頻度を上げるか、季節によって使い分けるかを考えたほうが現実的です。
純正マットの下に、もう一枚敷いている場合
汚れ防止のために市販のマットを重ねている方がいます。これは臭いの観点では不利になります。
上のマットが蓋になって、下のマットが乾かなくなるためです。汚れ防止としては機能しますが、湿気は逃げません。重ねるなら、上のマットは水を通さないものにして、こまめに外して乾かしてください。
フロアマットの洗い方
順に書きます。いちばん大事なのは最後の「乾かす」です。
1. 外して、まず叩く
車から出して、濡らす前に乾いた状態で叩きます。砂や土の大半は、これで落ちます。
いきなり水をかけると、砂が繊維の奥へ流れ込みます。乾いているうちに落とせるものは落としておきます。
2. 掃除機をかける
叩いても残った砂を吸います。毛の流れに逆らう方向で当てると、奥の砂が出てきます。
ここまでで、汚れの大半は取れています。水を使うのは、染み込んだ臭いの成分を出すためです。
3. 洗う
布マットなら、水をかけてブラシで擦ります。中性の洗剤を薄めて使うのが無難です。
- 強アルカリの洗剤は避ける。素材を傷めることがあります
- 裏面のゴムやスパイクも洗う。汚れは裏にも回っています
- 漂白剤は使わない。色が抜けます
ゴムマットなら、水洗いとブラシで十分です。
4. すすぐ
洗剤が残ると、それ自体が汚れを呼びます。繊維に残った洗剤は乾いたあともベタつき、そこにホコリが付きます。
泡が出なくなるまですすいでください。
5. 水を切る
布マットは、乾かす前にできるだけ水を抜きます。
踏んで押し出す、丸めて絞る、壁に立てかけて落とす。手間に見えますが、ここで抜いた分だけ乾燥時間が短くなります。
6. 乾かす(ここが本体)
生乾きで戻すと、洗う前より臭くなります。
- 裏返しても乾かす。表だけ乾いても、裏のゴムとの境目に水が残ります
- 立てかけて、両面に風を当てる。地面に平らに置くと、下側が乾きません
- 日陰の風通しがよい場所が理想。直射日光は早く乾きますが、素材によっては傷みます
- 完全に乾くまで戻さない。布マットなら、天気にもよりますが半日から1日は見てください
触って冷たく感じるうちは、まだ水が残っています。
洗うより先に、確認したいこと
マットを外したら、そのまま洗い場へ持っていく前に、車の床を見てください。
次の章がその話です。
洗っても消えないなら、原因はマットではありません
ここが、この記事でいちばん伝えたい部分です。
マットを洗って、しっかり乾かして、それでも臭いが戻る。そうであれば、臭いの発生源はマットではなく、その下にあります。
フロアカーペットは、外せません
車の床には、マットの下にフロアカーペットが敷き込まれています。
これは内装の一部として車体に固定されていて、マットのように取り外して洗うことができません。シートを外し、内装を分解して初めて外れる部品です。
そのため、業者が作業する場合も車内で、その場で洗って吸い出すことになります。

写真のグレーの部分が、マットの下にあるフロアカーペットです。普段は見えていない場所で、ここが臭いの発生源になっていることがあります。
そして、マットを通り抜けた水は、ここへ行きます。
さらにその下があります
フロアカーペットの下には、遮音材や断熱材が入っています。フェルト状の素材で、スポンジのように水を吸います。
ここまで水が入ると、上から拭いても乾かしても、何も変わりません。車内の湿度が上がるたびに、下から臭いが上がってきます。
「掃除したのに、雨の日だけ臭う」という症状は、この状態でよく起きます。
確認する方法
マットを外して、手のひらで床を押してください。
- 湿っている、または冷たい
- 押すと染み出す
- カーペットの色が、周りより濃い
- 押したときに「ぐしゃ」という音がする
どれかに当てはまるなら、下まで水が入っています。
助手席側だけ、運転席側だけ、というように片側だけ濡れている場合は、原因がはっきりしていることが多いです。次の章で書きます。
マットの下を、自分でどこまでできるか
濡れているのが分かった。では自分で何ができるのか。順に書きます。
まず、掃除機で吸う
マットを外した状態で、フロアカーペットに直接掃除機をかけます。
シートを最大まで前後にスライドさせると、普段は隠れている部分が出てきます。シートレールの間と、シート真下は、ほぼ確実に手つかずです。
砂が出てくるようなら、それだけでも臭いの元が減ります。
濡れているなら、まず水分を抜く
タオルを敷いて、上から体重をかけて踏みます。
これで表層の水はかなり抜けます。タオルが濡れたら替えて、出なくなるまで繰り返します。地味ですが、道具なしでできる方法としては最も効きます。
そのうえで、ドアを全開にして風を通します。扇風機やサーキュレーターを車内に向けられるなら、乾燥は大きく早まります。
除湿機が使える環境なら、締め切って除湿機を回すという方法もあります。
家庭用のリンサーを使う場合
水を噴射して吸い取る家庭用のクリーナー(リンサー)が市販されています。フロアカーペットに使うこと自体は可能です。
ただし注意点があります。
- 入れた水を、入れた分だけ吸い出せるとは限りません。吸引力が足りないと、水を足しただけになります
- 下の遮音材まで濡らすと、家庭用の機材では抜けません。かえって状態が悪くなります
- 使うなら、水は少なめ、吸引は多めに。濡らすことより、吸い出すことを優先してください
「洗ったら余計に臭くなった」という失敗は、ここで起きます。
やらないほうがよいこと
- ホースで水をかける。車内は排水口ではありません。入れた水は抜けません
- 洗剤を大量に使う。すすげないので、洗剤が残って汚れを呼びます
- 濡れたまま締め切る。いちばんカビが育つ条件です
ここまでで改善しないなら
表層の水と汚れは、ここまでの作業で取れています。それでも臭うなら、残っているのは下の層です。
フロアカーペットの下の遮音材は、フェルト状で水を抱え込みます。上から吸っても、そこまでは届きません。
業者の作業が意味を持つのは、この段階からです。逆に言えば、ここまでは自分でやったほうが安く済みます。
季節によって、出方が変わります
「去年は気にならなかったのに」という場合、車が急に汚れたのではなく、条件が変わっただけということがあります。
梅雨
もっとも強く出る時期です。
外の湿度が高いので、洗っても乾きません。車内も乾きません。そして雨で持ち込む水が増えます。条件が全部そろいます。
この時期に「急に臭い出した」と感じるのは、前のシーズンから溜まっていたものが、条件が揃って表に出てきたという説明が合います。
真夏
気温が上がると、臭いは強く出ます。
締め切った車内は高温になり、溜まっていた成分が空気中に出やすくなります。乗り込んだ瞬間に強く感じるのはこのためです。
一方で、乾燥という意味では有利な季節でもあります。マットを外して干すなら、この時期がいちばん早く乾きます。
冬・雪の多い地域
雪と融雪剤が持ち込まれます。
雪は靴に付いたまま車内で溶けるので、水として持ち込まれる量が雨より多くなります。そして冬は窓を開けないため、換気の機会もありません。
気温が低いのでカビの活動は鈍りますが、水は溜まり続けます。そのまま春を迎えると、気温の上昇とともに一気に出てきます。
「冬の間は平気だったのに、春になって臭い出した」というのは、この順序です。
花粉の時期
臭いとは直接関係しませんが、花粉と黄砂はマットにも溜まります。この時期にマットを洗っておくと、車内に持ち込むものが減ります。
下が濡れる原因は、いくつかに分かれます
濡れているのが分かったら、次はなぜ濡れたのかです。原因によって、相談する相手が変わります。
靴とマットからの持ち込み(清掃の領域)
いちばん多いパターンです。日常的に少しずつ入った水が、乾ききらずに溜まった状態。
この場合、原因物は水と汚れなので、洗って吸い出せば改善します。フロアカーペットを外さずに、上から洗浄して吸引する作業になります。
こぼした飲み物(清掃の領域)
ジュース、コーヒー、牛乳。こぼした瞬間に拭いても、マットの縁から下に回った分は残っています。
糖分やタンパク質を含むものは、水よりも臭いが強く出ます。「こぼしたのは半年前だけど」という場合でも、原因として十分あり得ます。
エアコンのドレンの詰まり(整備の領域)
助手席の足元だけが濡れている場合、これを疑う理由があります。
車のエアコンは、内部で発生した結露をホースで車外へ排出しています。このホースが詰まると、水が車内側へあふれます。そして排出口の位置の関係で、助手席側の足元に出ることが多くなります。
この場合、清掃をしても再発します。詰まりを直さない限り、水は出続けるためです。
エアコン内部の話は、別の記事で詳しく書いています。
→ エバポレーター洗浄後も臭いが残る原因|3つの洗浄方式の違い
雨漏り(整備の領域)
ドアの縁のゴム(ウェザーストリップ)の劣化、サンルーフの排水経路の詰まり、フロントガラス周りのシールなど、経路はいくつかあります。
見分け方として、雨の翌日に濡れているかを確認してください。晴れが続いても濡れているなら、エアコン側や過去の水分の可能性が高くなります。
雨漏りは清掃では解決しません。清掃をしても、次の雨で戻ります。整備工場やディーラーで、水の入り口を先に止めてください。
水没・冠水(要確認)
中古車の場合、過去に冠水した車両という可能性があります。
床下から広範囲に湿っている、シートレールに錆がある、独特の泥臭さがある。こうした兆候があれば、購入した販売店に確認してください。
業者に相談するときに、伝えること
次を伝えてください。これだけで、必要な作業と、清掃で解決する話かどうかの見当がつきます。
1. マットを洗ったか、その結果どうだったか。「洗って乾かしたが、数日で戻った」は非常に有効な情報です。原因がマットでないことを示します。
2. マットの下が濡れているか。押して確かめた結果を伝えてください。「湿っている」「押すと染み出す」まで言えると、状況がはっきりします。
3. どこが濡れているか。運転席側か、助手席側か、後席か、全体か。片側だけなら原因が絞れます。
4. 雨の翌日に強くなるか。雨漏りかどうかの判断材料になります。
5. こぼした心当たりがあるか。時期と、何をこぼしたか。
そして、作業の範囲を確認してください。
- マットだけを洗うのか、フロアカーペットも洗うのか
- 洗ったあと、水を吸い出すのか
- 乾燥まで含むのか
「フロア清掃」と書かれていても、含まれる範囲は業者によって違います。マットを洗うだけなら自分でもできるので、依頼する意味があるのは、外せない部分を洗える場合です。
予防としてできること
一度きれいにしたあと、同じ状態に戻さないための話です。
定期的にマットを外して、床を乾かす
月に一度でも、マットを外して1日置くだけで違います。
洗わなくて構いません。下に風と光を入れるだけで、溜まった湿気が抜けます。天気の良い日に、洗車のついでに外しておくのが現実的です。
雨の日の後に、一度外す
濡れた日の翌日に外して乾かす。これがいちばん効きます。
濡れたまま一晩置くのを避けられれば、蓄積の速度が大きく変わります。
水を通さないマットを使う
布マットが濡れやすい環境(雨の多い地域、雪国、作業着で乗る)なら、ゴムや樹脂のマットのほうが管理は楽です。
ただし前述のとおり、下に水が回ると蓋になります。外して乾かす習慣とセットにしてください。
車内で靴を脱ぐ、という選択
現実的ではない場面も多いのですが、長距離や、家族での移動では有効です。特に子どもの靴は、砂と水を大量に持ち込みます。
荷室に、濡れたものを置きっぱなしにしない
濡れた傘、洗車用のタオル、レジャーシート。荷室に入れたまま忘れると、そこだけが乾かない状態になります。
車の荷室は密閉度が高く、風がまったく通りません。入れたときは軽く湿っている程度でも、数日で臭いが出ます。
降りるときに一緒に降ろす。これだけで防げます。
除湿剤を置く
溜まった湿気を減らす補助にはなります。ただし、すでに染み込んだ水分を抜くほどの力はありません。根本の対処ではなく、乾いた状態を保つための補助と考えてください。
よくある質問
Q. フロアマットは、どのくらいの頻度で洗えばいいですか。
環境によって大きく変わります。雨や雪の多い地域、砂や土のある場所へよく行く、子どもやペットが乗る。こうした条件があれば、頻度は上がります。
目安としては、季節の変わり目に一度、そのうえで汚れた日にその都度という考え方が無理がありません。回数を決めるより、濡れた日の翌日に外す習慣のほうが効きます。
Q. 洗濯機で洗えますか。
おすすめしません。
車のマットは重く、水を含むとさらに重くなります。洗濯機の容量と回転に対して負担が大きく、裏面のゴムやスパイクが槽を傷めることもあります。
Q. コインランドリーの洗車機や、高圧洗浄機は使えますか。
高圧洗浄機は、布マットの繊維を傷めることがあります。距離を取って使うか、ブラシで洗うほうが無難です。
ゴムマットなら高圧でも問題は起きにくいですが、縁の折り返しに水が溜まるので、しっかり水を切ってください。
Q. 干す時間がないのですが、生乾きで戻してもいいですか。
戻さないでください。生乾きの状態が、いちばん臭いを作ります。
時間が取れないなら、マットを外したまま、しばらく走るほうがまだましです。その間、床は直接汚れますが、掃除機で吸える範囲に留まります。
Q. 消臭スプレーをかければ済みますか。
臭いを覆っているだけです。発生源が下のカーペットにある場合、スプレーは表面にしか届きません。
数日で戻ってくるようなら、原因は届いていない場所にあります。
Q. フロアカーペットだけを清掃してもらえますか。
状態によります。フロア中心の作業として対応できる場合もありますが、臭いが車内全体に回っていることが多く、フロアだけでは解決しないケースもあります。
現車の状態を見ないと判断できないため、状況をお知らせいただければ、必要な範囲をお伝えします。
Q. 料金はどのくらいですか。
クルピカ24の車内全体清掃は、軽自動車 25,000円 / 普通車 30,000円 / 大型車 35,000円(いずれも税込)です。大型車にはミニバン、大型SUV、ワンボックスが含まれます。
フロアの汚れが強い場合や、シートを外さないと届かない場合は追加の作業が必要になることがあります。シート脱着は 11,000円(税込)/脚 です。
必要な作業は状態によって変わります。すべてが必要になるわけではありません。
Q. 作業のあいだ、車は預けることになりますか。
クルピカ24は出張型です。ご自宅や職場の駐車場など、作業できる環境があればその場で対応します。車を持ち込んでいただく必要はありません。
作業に必要なスペースや設備の条件は場所によって異なるため、駐車場の状況をお知らせいただければ、対応できるかを事前にお伝えします。
Q. 窓が曇りやすいのですが、関係ありますか。
関係している可能性があります。
窓の内側が曇るのは、車内の空気が湿っているためです。フロアに水が溜まっていれば、それは車内に水を置いているのと同じことです。乗っているあいだ、常に蒸発し続けます。
見分け方として、同じ天気の日に、ほかの車と比べて曇りやすいかを考えてみてください。エアコンで除湿してもすぐ戻る、朝の曇りがなかなか取れない。こうした症状が続くなら、車内のどこかに水が残っていると考える理由があります。
臭いと窓の曇りが同時に出ているなら、原因は同じ場所です。
Q. 重曹やクエン酸で消臭できますか。
軽い臭いなら、補助にはなります。
重曹は臭いの成分を吸着する性質があるとされ、粉のままマットに撒いて、しばらく置いてから掃除機で吸うという使い方をされる方がいます。
ただし、吸着できるのは表面に届く範囲だけです。下のカーペットに染み込んだものには届きません。
そして撒いた粉を吸い残すと、それ自体が汚れになります。繊維の奥に残った粉は湿気を吸って固まり、余計に取りにくくなります。使うなら、確実に吸い取れる量に留めてください。
Q. マットを外したまま乗ってもいいですか。
短期間なら、乾かすための手段として有効です。
ただし、運転席は例外です。マットがないとペダル操作の感覚が変わりますし、社外品のマットがずれてペダルに干渉する事故が知られているように、足元は安全に直結する場所です。
運転席のマットを外して走る場合は、短時間に留めてください。助手席や後席なら、乾かす間の措置として問題はありません。
Q. 新品のマットに買い替えれば解決しますか。
臭いの原因がマット自体にあるなら、解決します。
しかし、下のカーペットが原因なら、新しいマットを敷いても臭いは上がってきます。そして新品のマットが、その湿気を受けることになります。
買い替える前に、マットを外して床を押してみてください。濡れているなら、買い替えは先送りにしたほうがよい判断です。
Q. 雨漏りが原因の場合も対応できますか。
水の入り口を止めるのは整備の領域です。清掃だけを行っても、次の雨で同じ状態に戻ります。
まず整備工場やディーラーで雨漏りを止めて、そのうえで残った臭いの清掃をご相談ください。順序を逆にすると、費用が無駄になります。
相談先
「マットは洗った。乾かした。それでも臭う」という段階まで来ているなら、原因はマットの下にあります。
クルピカ24は、出張型の車内清掃の受付・手配を行っています。ご相談の内容と地域に応じて、対応できる提携先・協力先をご案内します。
フロアカーペットは、自分では外せません。上から洗って吸い出す作業が必要になります。どこにどれだけ水が入っているかで、必要な範囲が変わります。
お知らせいただきたいのは、次の5つです。
- 車種と年式
- お住まいの地域
- マットの下が濡れているか(押して確かめた結果)
- どこが濡れているか(運転席側 / 助手席側 / 後席 / 全体)
- 雨の翌日に強くなるか
なお、助手席だけが濡れる、雨の翌日だけ濡れるという場合は、清掃の前に整備側の確認が必要になることがあります。その切り分けからご相談いただけます。
あわせて読みたい記事です。
→ 車のカビ臭さの取り方|エアコン以外の6つの発生源と探し方